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▽ エダンディ(VERYNERD) × 有村竜太朗 対談インタビュー

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ジャンルの枠を超えての"感性""感性"とが掛け合わされて“完成”するモノづくりプロジェクト。
「有村竜太朗 × (アリムラリュウタロウ カケル) 

 

第二弾の×(カケル)クリエイターは、アイウェアブランド VERYNERD に決定!
プロジェクトスタートにあたり、有村竜太朗とVERYNERD代表エダンディ氏とのキックオフ対談が実現!

 

———まず、エダンディさんと竜太朗さんが知り合った経緯から教えて下さい。

有村竜太朗(以下有村):僕がもともとメガネとかサングラスが好きだったんですよね。ちょうど丸っぽいフレームのメガネを探していた時期があったんですけど、なかなか気に入ったものがなくて。似たようなメガネはいくつか持っていたんですけど、形が小さすぎたり大きすぎたりで、あまりしっくりきてたかったんですよ。そんな時、知り合いにエダンディさんのお店を教えてもらったんです。で、メガネを見に行ったら、すごく形がよくて。それで僕がよくいく洋服屋さんにもここのメガネが置いてあって、実は近いところにあったんだなと。ちょうどその時、チェコかバルセロナ(写真集『絶望ワンダーランド』)で撮影があったんで、いくつか(メガネを)リースさせてもらったんです。そういうことがキッカケでいろいろ話すようになったら、共通の古い知り合いがいるのがわかって。それで意気投合して現在に至るという感じです。

エダンディ:そうですね。最初、撮影用に竜太朗さんがメガネを借りにきて初めて会って。で、そこからたまにお店で飲んだりするようになりました。

 

———そういうご縁で、エダンディさんの“VERYNERD”とコラボすることになったんですね?

有村:メガネは好きだったので、いつかプロデュースしてみたいっていう思いもあったんです。これまでもいくつか候補のブランドさんもあったんですけど、なかなかうまくいかなくて。その間に時間も経って自分の好みも変わっていったりして。そんな時に知り合ったのがエダンディさんの“VERYNERD”だったんです。デザインがすごくしっくりくるので、いいなって思いました。

エダンディ:今回作ったメガネは有村くんの黒髪とすごくしっくりきますね。

 

———デザインはどうやって練っていったんですか?

エダンディ:それがもう全部有村くんが決めてくれて(笑)。僕はそれを形にするだけでした。

有村:メガネの形はもともとお店で扱っていたものをベースにしたんですよ。

エダンディ:僕はもう言いなりです(笑)。

有村:いやいや(苦笑)。フレームの色も結構悩みましたよね。最終的には、このアンティークゴールドっていうマットなゴールドに決めました。エダンディさんともよく話すんですけど、メガネって洋服と違って長いタームで使うものじゃないですか。昔のCMのキャッチコピーじゃないけど、“メガネは顔の一部です”っていうぐらい、その人のアイデンティティーが出るものだと思うんですよ。僕自身がいちばんしっくりきたのがこの丸い形のメガネだったんです。

エダンディ:まさに“顔”になってますよね。有村くんのかけこなしっていうんですかね、それもすごくいいと思います。

有村:嬉しいです!

エダンディ:有村くんがそもそも“アンティークで”っていうのをずっと言っていたから。僕は最初、ロックスター的な派手な雰囲気でいくのかなと思ったんですけどね。ちょっと枯れた感じのものにしているのがまたいいなって思います。形が丸いのもアンティークっぽいしね。

有村:たぶん、僕は丸いメガネがいちばん似合う気がするんですよ。

エダンディ:有村くんは、雰囲気ありすぎるぐらいあるからね(笑)。あと鼻の形がキレイでしょ? だからメガネが似合うと思うんです。でも、このモデルはどんな人にも似合うんですよ。僕みたいなオバチャンっぽい人間でも(笑)。

  

———オバチャンて(苦笑)。

エダンディ:何で誰にでも似合うかというと、リム(レンズを囲んでいる部分)が細いから。だから自然なんですよ。ファンの皆さんにもオススメです。

 

———丸いメガネって難易度が高いと思っていたんですが、意外に使いやすいんですね。

有村:自分がコラボしたからじゃないですけど、服も選ばなくて、すごく使いやすいです。

エダンディ:そうそう。デニムにも合うし……アンティークな感じも、中性的な感じも出しやすい。女性だったら、どんな人でも大丈夫だと思う。

有村:かけててもホントにラクです。今までかけてた中で、いちばんラクかもしれない。

エダンディ:マジですか? 急に通販っぽいけど(笑)。でも、軽くてラクだとは思いますよ。視界もジャマしないしね。ただ、有村くんのかけ方はちょっとスペシャルだとは思うな。

有村:いえいえ、全然そんな……。

  

 

———合いますよね、こういうアンティークな形は。

エダンディ:ウチで作るメガネは、だいたいアンティークな雰囲気を持たせたいなって思ってるんです。もちろん、プライベートな時間でも入り込めるようなものであって欲しいですしね。

有村:かわいいのが多いんで、僕自身もかなり買ってます(笑)。で、ここは大事なところなんですけど、基本的に自分が好きで買って、エダンディさんと仲良くなって、自分でもっとパーソナルなものが作りたくなった……っていう経緯で今回のコラボがあるんですよ。企画だけもらって“じゃあやろうか”っていう感じじゃないんです。

エダンディ:目頭が熱くなる(笑)。

有村:自分がホントに好きになるものなんて、そんなにたくさんないですからね。

 

———商品が完成するまでに、どのくらいかかったんですか?

有村:時間はすごくかかりました。

エダンディ:うん、かかったね。

有村:コラボの話になって、いい流れで、ほぼ決定かってところまでいっていたのに、僕がちょうどソロを始めるタイミングになってしまって……。制作に忙殺されてしまって、しばらく止まってしまったんですよ。

エダンディ:1年くらいは止まってたかな。でも、ある日メールで“またやりましょうよ”って連絡くれて。嬉しかったですね。もちろん、それまでのデータも取ってあったし、そこからまたやりとりが始まりました。

有村:やっぱりモノ作りは楽しいですね。

 

———エダンディさんにとって、竜太朗さんはすごく刺激的な存在ということでしょうか。

エダンディ:もちろん! ただ、最初に紹介で知り合って、ミュージシャンっていうことを飛び越えて友だちみたいな感じで始まってるんですよ。いつもお店で一緒に飲んでいることが多いので、たまに彼がミュージシャンだということを忘れてしまうんですが、たまに彼がお店にあるギターを弾いてくれたりすると“ああっ! ミュージシャンだ!”って再認識してドキッとします。すごいカッコいいって思って。

有村:嬉しいですね(笑)。

エダンディ:だから10月2日のZepp Tokyoでのライブは絶対に見たいと思ってます。

有村:あっ、ぜひ!

エダンディ:ライブで見るとまた印象が違ってくるかもしれませんね。そのあと、目が合わせなくなったりして(苦笑)。

 

———エダンディさんは竜太朗さんのライブは初……なんですか?

エダンディ:初めてです。お店をやっていると、なかなかライブに行けないんですよね。音楽やっている友だちも結構いるんですけど。でも今回は、関わらせていただいたので、絶対に行きます!

 

———今回のライブ会場で、数量限定ではありますが、このメガネを購入することができるとか。

有村:すごくかわいいアイテムができたので、気になる方はぜひチェックして欲しいです!

 

———メガネケースもかわいいですね。

有村:僕自身が持っているケースを元に作ってもらったんですよね。

エダンディ:ケースまでアンティークっぽくしたいって言ってたもんね。

 

 

———しかも、ケースの内側にプリントされたロゴが、これもまた可愛い。

有村:よかったです! 僕の手書きをロゴにしました(笑)。

 

———この先、サングラスとか他のフレームのメガネも見てみたいですねぇ。

有村:それは今回のメガネが皆さんに愛されないと(笑)。愛され具合によっては、新しいものが生まれるかもしれないですね(笑)。

 

———期待してます!

 

VERYNERD Official Web
http://www.verynerd.com

文:海江敦士